Perfumer
V.H.を儀式として作品にしてみました。アンバーの香りは結婚式前に新郎新婦が肌へ施すヘナタトゥーを彷彿とさせる。皮膚を染めるという側面も感じてもらえますが、多次元的なタトゥーとしてアプローチしました。サフランとともにナガルモタのオリジナリティ、ベンゾインの丸み、受け入れ幅の大きな側面、そしてサフランによって引き立つレザーのようにスパイシーになったダマセナローズを中心にクリエイトしました。V.H.は私たちを時間の中に閉じ込めるような鋭いノートで組み立てられ、包み込むような神秘を感じてもらえるフレグランスです。
-ヴァンサン・リコー